犬 |
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☆ 人生に花をそえるページ ☆ 人生、幸せのとき ☆ 人生、楽しかったき |
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愛犬・アリス今でも
愛犬アリス
のことを思い浮かべると表現のしようのない感情が湧いてきます。
アリスは、シェットランドシープドッグいわゆるシェルティーと云う種類の犬でした。
愛犬アリス
が我が家に来たのは、ほんのひょんなきっかけからでした。
当時、私は、駅前でちょっとした趣味の用品を販売するお店をやっていました。
お客様の一人が「お子さんが、犬を欲しいといっていましたが ?
うちの犬を貰ってくれませんか ?」と
云うのです。
小学生だった息子が犬を欲しいと云っていたらしいのです。
それまでも2,3度犬を飼ったことはありました。
しかし、いつも自分から飼うことを望んだのではなく、犬がたくさん生まれてしまったから
などの理由でした。すべて、今で言うミックス犬(いわゆる雑種)で、かわいいうちに連れて行かれてしまったり、
愛犬が自分でどこかに行ってしまい帰ってこなかったりで、自然にいなくなっても別に気にも留めない犬ばかりでした。
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そして、アリスの飼い主さんと日時を打ち合わせて、お伺いする約束をしました。
約束をしたといってもまだ犬を飼うつもりもなく、気軽にお伺いしました。
夕方だったんですが、お訪ねすると、居たんです ! アリスが !
それまであまり犬と云うものに関心がなかったので、犬種などには無頓着でした。
当然、あたまから雑種だときめてお伺いしました。
しかし、一目見てアリスの分類されているシェルティーと云う犬種が気に入ってしまい
ました。 犬ながら種類そのものに品格を感じたのです。
アリスとの最初の出会いはそんなものでした。名前も初めてアリスだと教えてもらい
ました。 そして、はじめからそのお宅で飼ったのではなく、自動車事故に遭って大怪我をして
迷い込んできたそうです。
多額の治療費をかけて治療し、そのまま家族の一員になってしまったと云うことを聞きました。
犬を手放す理由も、お子さんが受験期で時間がなくなったのとアリス自身が夕方に
なると散歩をせがんで吼え続けることでした。 それだけが近所迷惑だったのです。
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そんなわけでアリスを頂いて来ました。
ここまでは、どこにでもある普通の犬の話です。
しかし、日時が経つにつれて、最後には、「犬と人間」の間柄を超えて友達同士にまで昇華して、15年の間の付き合いでいろいろのことを教えてもらいました。
犬も人間も同じだと云うこと。
人間は「犬、畜生にも劣る。」などと犬を軽蔑しますが、犬は、初めから人を
選びません。 犬は、すべてに公平に接してくれます。
そこからの線がクロスするか、平行線か、さもなければ離れるばかりかは貴方次第
です。 貴方の見る目がすべて、犬に写っているのです。
犬は尻尾を振りますが、相手に気に入ってもらおうとか、おべっかを使っているのではありません。
純粋に感情の表現です。 アリスがそうでした。
犬も人間と同じで、1頭として同じ性格の犬は居ません。こちらの感情をすべて読み
取りますし、付き合えば人間も感情が分かるようになります。 こちらが風などをひいて不調の時も分かってくれます。
アリスがそうでした。
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犬の健康管理は、人間の責任です。いくら利口でも、犬が自分で健康管理はできません。
可愛ければ、可愛いほど厳しく接しなければ長生きしません。
その後、アリスは奥さんを貰い、四回、子供が生まれました。しかし、自分の子供たち
より長生きして最後まで元気だったのは、やはりアリスでした。 アリスほどマイペース、あるいは、分をわきまえた性格は、人間でもお目にかかった事はありません。
わがままではないんです。 程々と云うことをよく知っていました。
毎日、アリスの奥さん(チーちゃんと云いました。)とつがいて゛クサリで引っ張っての散歩でした。
日曜日には、毎週、近くの河川敷で離してやります。
一定時間は、呼べども追えども絶対につかまりません。
もともとが牧羊犬ですから当然です。
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アリス自身が振り返り、振り返り、私が視界内に居ることを確認して、どこまでも行ってしまいます。
アリスが、自分でもうこの程度と思ったところでもどってくるのです。
走り疲れたから戻ってきたと云うのではないのです。
犬ながら何事も腹八分目を心得た犬でした。
クサリをつけて自転車で散歩していても、犬の方で、飼い主の私に合わせて歩いて
くれました。 こちらの体調が悪いのを知っているなと感じたのはこういう時でした。
アリスは、そう云う犬でした。
分からない人は、いぬなんて皆そんなもんと思うかもしれません。
しかし、私は、断言出来ます。
犬は、アリスの家族四代16匹とその後、アリスと同じ様な縁で貰ってきたマルチーズの
家族、同じく四代16匹の合計32匹と付き合いました。 32匹、すべての性格が異なりました。
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結局、アリスみたいな性格の犬は、一匹もいませんでした。
私にとってアリスは、犬の形をした人間みたいなものでした。
はじめに戻ります。
今もアリスに対する感情と云うのは、私の息子、ましてやその他の家族に対しての
それでなく、亡くなった友人に対してのそれに近いものです。 最終的には、腎臓を患って、尿も出なくなって、朝、私が起きた時にアリスは亡くなっていました。
まだ、温かみがありました。
アリスと云う名前の由来も、正確な生年も分からずじまいでしたが、我が家に
来てから彼は、確実に15年を過ごしました。 おそらく、20歳近くまで生きたのでしょう。
犬の20歳は、人間で云えば100歳近くです。
とにかくアリスは、愛犬ながら無言でいろいろな事を教えてくれました。
今は、我が家の敷地内に眠っています。
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